7.アメリカの代表なくして課税なし

イギリスは1764年には砂糖法を発布します。植民地に輸入する砂糖に関税をかけたのです。その1年後の1765年には印紙法。アメリカで刊行される印刷物すべてにイギリスの印紙を貼ることを義務付けます。

この印紙法にはアメリカに住む人々が激怒(げきど)!特に新聞社などは印紙法なんてやられたら大打撃ですから大いに怒るんです。すると、アッという間に反感の気運が高まります。新聞社などは発言力が 強いですからね

          そして有名な言葉が生まれました。

            「代表なくして課税なし」

当時のアメリカ人には本国イギリスの議会に議員を派遣する権利がなかったのです。

権利がないのだから、納税の義務もなし!という訳ですね。

            英語では、

                   No taxation without representation

ともあれ、この印紙法はやむなく撤廃することになります。しかし、767年にイギリスが13の植民地にタウンゼンド諸法という酒、茶、紙、ガラス、ペンキなどに非常に高率の関税を掛けるのです。ほとんど日常品ですね。当然、これにもアメリカの人々は強く反発します。

        そして、翌年には茶を除いて関税が取り下げられます。